ジャイ子日記

事実は小説よりも奇なり

ヒステリックグラマーと男

昔からヒステリックグラマーが好きだった。(過去形)憧れの

ブランドでもあったので買えるようになったときやプレセールに

呼ばれるようになったときは、本当に嬉しかった。最近は年齢的に

厳しいような気がして、店から離れているけれど、小物はまだ

使っていたり、ザ、ヒステリックグラマーです!!みたいな

感じではないものは着ていたりする。好きは変わらない。




長く付き合っていて、半同棲状態だったバンドマンの彼氏が

当時、私のヒステリックグラマーのニット帽を勝手に被って

スタジオに行き、興奮冷めやまぬ感じで帰宅したことがあった。

彼はイオンで洋服を買うようなファッションに興味がない人で

周りもそう思っていたのに、突然ヒスのニット帽を被ってきて

驚いたのと似合っていたらしく「あいちゃんのニット帽すごいの?

みんな褒めてくれたんだけど?」と満足げだった。かわいかった。




逆に?服をメルカリで高額やりとりするような人とデートしたときも

「どこのアウター?」となったとき、ヒスと答えると「凄いね」

となった。私より年上の男の人からヒスを評価されるとは

思ってもみなくて、ただ驚いたけれど、悪い気はしなかった。

メルカリで貴重な服のやりとりするようなケチな奴は無理なので

(そういうことは隠してほしい)すぐにサヨナラしたけれど。




次に美容師。私は好きな美容師さんが一人いるけれど、偉くなって

しまい、予約が取れないことが増えてきたのと、だからといって

かなり前から美容院の予定を立てるのも嫌なため、二軍の美容院を

用意しています。一度目に行ったときに「お客さんのような

頑固な直毛の人と結婚できるならしたい」と話をされたり

聞いてもいないのに、歴代の彼女には優しくしてあげたみたいな

話をしてきて、コイツなんなの?!とマイナスしかなく、二度と

話したくないと思っていたのに、2回目もソイツで勘弁してくれ

と思っていたら、帰り際に連絡先を聞かれた。小物がたまたま

ヒスのもので「僕もヒス好きなんです」気が合うと思います、的な。




ヒスが好きなだけで気が合うのなら、世の中の半分くらいは

気が合うんじゃないの?そんなことより、お前の話し方が私は

気に障るわーとは言えず、あはは、で誤魔化した。




ヒステリックグラマーを身につけていれば、何かあるのかな。