ジャイ子日記

事実は小説よりも奇なり

イノセントデイズ

妻夫木聡にハズレなしと信じて、TSUTAYAでレンタルしたものの

最初から重くて暗くて、とんでもない。上中下?の三本立てになっていたけれど、一本目で満腹に。

もう観なくてもいいかな、と思いながらも、とにかく妻夫木聡

信じているため、最後まで観よう!と決めて、頑張って観た。




ネタバレします。





単純な冤罪事件、死刑判決のお話ではなくて、竹内結子の最後のセリフ

「また誰かを好きになっても、捨てられて苦しむくらいなら

死刑になって、終わった方がいい」ニュアンスですが。

凄いなぁ、ここに全ての答えがあるんだ!!とハッとした。





死刑や冤罪とは比べ物にはならないけれど、私も今の婚活は

そんな感じでいるから、自分と重なってしまい、泣きそうになった。




好きな人がいて、でも、私の好きな人は私を好きではない。

私が彼を好きなように、彼は私を好きではない。誰が悪いのでもない。





まぁそれは、また別の話のような気もするけれど。また人を好きに

なっても、結局それは永遠ではない、死んだ方がマシというのは

あまりにも極端で、とても勿体ない気がして仕方がないけれど

でも、そうも思ってしまう気持ちは、とても理解できる。





15歳以下の子供が自殺したニュースを見ると、私は大きく

(15歳以上?)なってからしか、きちんとした友達ができなかったから

その前に人生を終える選択をするなんて、とんでもない!!

と毎回思ってしまうけれど、きっとそれはポジティブなだけで

ネガティブな人や本当に目の前にそれしか見えないくらい

塞がってしまっていたら、そんな明るい未来を想像することより

死んでしまう方が楽なんだろうな。それ自体もったいないと思う。





そんなことを暗くて重い、映画?を観ながら、考えたりした。





それにしても、大の大人が「ゆきのちゃん、ゆきのちゃん」と

連呼するのには、少しばかり気持ち悪いなと感じるところもあった。




あと、話題の新井浩文が良い役で出てる。いつ翻るか?と思いながら

疑ってかかりながら観ていたのに、最後までいい奴。





妻夫木聡(の役)も、前に書いた一途男子のひとり。それでも

まだ私は一途男子を信じることができない。ツチノコだ。