ジャイ子日記

事実は小説よりも奇なり

初めてカメになった日

私はせっかちで短気で、すぐ!今すぐ!どうこう!というような

性格だから、ウサギとカメなら絶対にウサギ。カメなんて一生

ならないと思っていたけれど、初めてカメ派になることができた。




婚活はお休みして、アプリを使った婚活か血迷ってパパ活

考えていた矢先、10歳上の元同僚に婚活居酒屋に誘われました。

流行りの相席屋ではなくて、おせっかいおばさんが仲人?

的なことをしてくれるようなところ。とにかく、お店が

汚らしくて、衛生的にどうなの?という感じ。食べ物も特に

美味しくない。特に私は、ずっと年上の友達が多いのと

流行りものが好き、美味しいものが好きなので、より一層

価値のない食事に思えてしまったところもあった。




私と元同僚が店に着いたとき、いかにも下っ端、新人、パシリ役

のような人が「もう少しで来ます」と段取りを組んでいた。

その人に一目惚れしました。横顔が藤ヶ谷太輔。そう!私は

藤ヶ谷が好きだった。コンサートに行くくらい好きだった。

うちわを買ったくらい好きだった。だけど、他に魅力的な人が

わんさか出て来たから、藤ヶ谷くんとは、すぐにさよならし

眞島秀和綾野剛が大好きと言っています。それは別の話。





鼻が高くて、一重が二重か、わからないような顔。AAAの

ニッシーかもしれない!!笑。ニッシーも好きだ。ああいう

薄い顔が大好き。あー、顔が!顔が好きだ!と思った。




それから、ニッシーの上司がやってきて、店のお食事を結果的に

全部お支払いして行ったような収入の方だったけれど、一言目が

「なんの仕事?正社員?」だったので一気に興味が薄れた。




正社員?と聞かれるくらいなら、おっぱい何カップ?と聞かれた

方がよっぽど魅力的に思うのは、私だけでしょうか?すぐに

帰りたくなった。元同僚は飲めないと言っていたのに、その上司

の方に惹かれたようで、私とはアイコンタクトも取らずに

呑んで質問して、を繰り返していた。つまらないと、思ったら

うんうん酔いしてきてしまい、とにかく帰りたかった。




ニッシーは、生まれてこのかた、生で見た人間の中で一番

タイプだったけれど、一回り下と聞いてしまったので負け戦

無理なことはババアはしないのだ!神様、少し話せただけでも

感謝します!ありがとう!というような気持ちでいた。




私の中でニッシーと繋がりたいよりも、この下品な上司たちと

一緒にいたくない!が大幅に勝ってしまった。即答できるほどに。




閉店間近になって、やっと帰ることができる!と思った私。

ニッシーに「お願いだから(上司のために)二軒目

付き合って」と真剣な顔で言われた。可哀想に。

ニッシーの役には立ちたいけれど、無理なものは無理だ!と

心を鬼にして、今日はごめんなさい、また今度。と

こない今度を伝えて、ああもうやっちまえ!と思い「それに

私、ニッシーみたいな人が好きなの」と伝えた。「僕はダメ

なんですー!まず、先輩なんです!助けてください」と、、

しかし、その後、ま!さ!か!の!「じゃあLINE

交換してください」と言われ、私だけでなく、元同僚とも

交換していたから、私目当てではないとわかっていたし

絶対に交換しても連絡はこない。逆に悲しい、まぁいいかと

そんな気持ちで交換した。神様、こんなシチュエーションプレイ

をありがとう!一生忘れないよ!と思った。




そのあと、私が帰ると言うのを気にもせず、元同僚は

「私は残るねー」と女の子たちはみんな帰ったのに一番のババア

が5人の男と一緒に二軒目に行くという結果に、、元同僚もまた

下品な女だなと思ってしまった。引き際や遊び方のわからない

人は男女ともに苦手です。あのあとまわされたら、私のせい?

と思いながらも、もうイイや、友達じゃなし、とLINEもせずに

いた。ホント最低だと思うけれど、あの状態で残る女はもっと

最低だと私は思うので、私は悪くないんだ!と駅までの道で

罪悪感は捨ててきた。それでも、事件になったら?と怖かったけど。