ジャイ子日記

事実は小説よりも奇なり

多い苗字

トラウマ癖があって、嫌なことがあると根に持つ上に

ずっと気にするタイプ。長い間、田中さんが好きだった。

最長記録で好きだった。彼氏がいても田中さんと付き合えた

時に備えての、全て練習とさえ思っていた。しかし、田中さん

とは付き合えもせずに、あしらわれてしまっただけで

田中さんは結婚してしまった。悲しい。正直、悲しいって

もんじゃない。そんなところで済ませられない。死。




そんな風に思ってから、何年か経った。未だに手に

入らなかった、入りもしなかった田中さんが好きだ。

ずっと想っていたら、いつか手に入るから忘れられない

のかもしれないとさえ、考えてしまう。病的である。




田中さんとは付き合えさえもしなかったから、良い想い出

しかない。田中さんはいつも優しくて冷たかった。

田中さんは私を好きにならなかった。だから私は

田中さんをずっと好きだった。「アイロンをかけてほしい」

「めざましになってほしい」「◯◯は素敵な人」もっと

褒めてくれた。その気持ちは本当だと思いたい。思ってる。




最近好きだった鈴木さん。鈴木さんも優しくて冷たかった。

田中さんと違うところは言葉遣いが汚いところとケチな

ところ。ケチが全てで、ケチでなければ完璧だった。

もしかしたら、田中さん以上だったかもしれない。




ケチと言葉遣いが丁寧でないこと、くらいしか悪いところが

なかったので、もしかしたら、なおせたのでは?だったら

凄く良い人を逃したのでは?!と思ってしまう時がある。




だいたいは、ケチは死んでも治らない、金持ち喧嘩せずと

納得している。笑。自分本位。これが、私。




田中さんは今でも大好きなので、別の『田中』であっても

好印象。しかし、『鈴木』はケチで好きじゃなくなったから

悪印象。私は一日に不特定多数の方と絡む仕事。




田中も鈴木も多い。鈴木と聞くと嫌な感じになる。




次は佐藤か?